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熊取ステーション
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「腰」

2019年09月05日

訪問マッサージKEiROW 熊取ステーション
あんま・マッサージ・指圧師の勝元です。


「腰」と言えばどこをイメージするでしょうか?
今まで、多くの人の「腰」を触ってきましたが、十人十色、各々にイメージする「腰」がありました。

「腰が痛い」という御利用者様に、
「腰のどこが痛みますか?」と聞くと、
「は?腰が痛いんや」と返事があり、
僕も御利用者様も「?」となった記憶があります。
「腰」の認識が違うと、こういうすれ違いも生まれます。

上半身の大黒柱である背骨は、全部で24個の椎体と呼ばれる骨が椎間板というもので繋がっています。
その内訳は、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個の計24個に決まっていて、それぞれに特徴があるのですが、今回は割愛します。僕の一押しは環椎、軸椎(共に頚椎)です。
ちなみに、首の長いキリンの頚椎も7個です。一つの椎体が大きいらしいです。

首にあるのが頚椎、
胸もしくは肋骨と関連するのが胸椎、
ならば、
腰椎がある場所(肋骨の終わり辺りから、骨盤(仙骨)まで)を中心とした範囲が「腰」である、
と認識していたので、先程のようなすれ違いがあったのです。
その人が言う「腰」を知ることが先ずは大切だ、と認識しました。

「腰」は「月(にくつき)」に「要」と書き、どのような動きをしても、身体の中心となる部分です。だからこそ腰にかかる負担は大きく、「腰痛」となり、大概の動きに支障をきたしてしまいます。

さてその「腰痛」ですが、脊柱管狭窄症や腰椎ヘルニア、骨粗鬆症による腰椎圧迫骨折など、
原因と理由がハッキリとしているものと、
原因も理由もハッキリ分からないものとに分けられます。

原因がハッキリしている場合は医師の指示に従い、手術、固定、投薬、服薬など、その傷病に適した治療を優先するべきです。

しかし、レントゲンをとっても何もない、血液にも異常なし、でも「腰痛」は確かにある…
そのような場合、「腰痛」がある原因と理由は、あまりに多く、しかもそれらが複雑に絡まっています。
後遺症、古傷の場合もあるでしょう。

原因不明の腰痛の場合、痛みがある場所に「原因」と「理由」があるとは限らないのです。

座っている時の姿勢、立っている時の姿勢、歩行の時の姿勢、テレビを見ている時の姿勢、趣味に没頭している時の姿勢、
仕事をしている時の癖、料理している時の癖、
普段は気づかない姿勢や癖が重なって「腰」に負担となり、痛みになって出てくる事が多いです。

"その人"の「腰痛」の「原因」と「理由」を知るため、既往歴を聞き、趣味を聞き、そして全身を診て、全身に触れる事が重要だと思います。
腰痛の原因と理由は、「腰」の場所と同様、十人十色、千差万別だからです。


腰痛は勿論ですが、腰痛に限らず、「痛み」の対処法として「冷やす」と「温める」があります。
どちらが良いのか迷われることもあるでしょう。 僕も迷うことがあります。(笑)

ですが、基本的には以下のように分類出来るかと思います。

○「冷やす」…急性期
「痛み」が出始めた時、もしくは「傷めた」時は炎症を起こしている場合があり、その時は「冷やす」方が良いとされています。

「冷やす」で重要なのは、「自然に冷える」のと「意図的に冷やす」のは別だという事です。
寒いからと言ってそのままにしておき、『徐々に冷えてしまう』のは、『短時間で急速に特定の場所を冷やす』のとは違うのです。

「冷やす」には炎症を抑え、「血行を良くする」という作用もあります。
イメージしにくいかもしれませんが、例えば、寒気によって冷えていた手足が、暖かい室内に入り温まると打って変わって、手足が熱く感じるようになった事はないでしょうか?

手足が冷えると血管が縮み、血流が少なくなり、冷たくなります。
それが温まると、さっきまで縮んでいた血管が広がり、血が多く流れ、いつもより温かくなるのです。


○「温める」…慢性期
「痛み」が長い期間ある(数ヶ月、数年)、もしくは時間と共に「痛み」が徐々にマシになってきている時は「温める」方が良いとされています。

お風呂や温泉に浸かり「温まる」と痛みが楽になる事があると思います。
こういった症例の多くは、仕事を含む日常生活の行動による、身体への負担の積み重ねが理由の慢性的な痛みであることが大半です。
なのでその時に痛みが消えても、また出てきます。
痛みを再発させない為には「温める」「冷やす」以外にも、「硬い部分をほぐす」「弱っている部分を鍛える」などが重要な改善のポイントになると思います。

「温める」のも「冷やす」のも、そしてマッサージにより「ほぐす」のも、実は目的は同じです。
それは「血行を良くする」ということ。

血液は様々な成分を含み、様々な役割を担います。
酸素の運搬、栄養の運搬、そして傷の修復。
多くの血液が流れることによって、筋肉も骨も神経も治っていきます。
マッサージをすると血行が良くなりますが、すぐにその場で結果の出るものではなく、その効果を実感できるまでは時間がかかります。

子供が産まれるまでに時間がかかるように、
花が咲くまでに時間がかかるように、
作物が出来るまでに時間がかかるように、
傷が癒えるまで、痛みが消えるまで、身体が動くまでにも時間がかかります。

治療は、焦らずに、長い目で見る事が大事だと思います。

最後に繰り返しになりますが、身体の部位を「冷やし」、「温め」、「ほぐす」その全ての目的は「血行を良くする」という事に収束します。
それこそ治療行為の基本ではないか、と思います。怪我の処置をする事を「手当て」と言いますが、マッサージはまさに書いて字のごとく、そのまま「手を当てて」行うものです。
医学が進んだ現代においても、マッサージは有効であり、意味のあるものだと確信しています。

ぜひ一度、僕達の「手当て」を受けてみて下さい。
初回はどなたでも無料で体験して頂けます。
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