真夏の出来事
今日は、訪問医療マッサージKEiROW熊取ステーションの「ブログ」をご覧いただき、ありがとうございます。 相談員の平野と申します。
連日猛暑日が続く８月2日の昼前 ・ ・ ・ いつもの様に
主治医の先生に「経過報告書」を届けに行く途中で、６０歳位の男性に呼び止められました。
乗ってきた軽トラックの前輪が、側溝に脱輪したとの事で、「手を貸して欲しい」と頼まれました。
傍に停車している軽トラックを見ると、左側の前輪が側溝に脱輪して傾いています。
話によると、２名の男性が呼びかけに応じて手を貸してくれたそうですが、びくともしなかったそうで、通りかかった私にも「声をかけた。」との事でした。
早速３人（ご本人は運転席）で持ち上げようとしましたが、やはりびくともしません。
４人で相談した結果、「ジャッキで持ち上げてみよう。」という事になりました。 ・ ・ ・ が、思うように取り付けができず、「あーでもない」「こーでもない」と、色々試しましたが 上手く行きませんでした。
ところが、３人寄れば文殊の知恵が生まれると言いますが ・ ・ ・ ？
出たんです。
色んなアイデアが ・ ・ ・ ！！
一人がアイデアを出すと、そのアイデアをヒントに、二人目が次のアイデアを出し、次から次へ と ・ ・ ・ ・ 出たんです。
おもしろい様に。（笑）
トライをしてから約３０分ぐらいで、無事に車輪を元に戻すことが出来ました。
全員が拍手をして、思わず握手をしてしまいました、もちろん全員が笑顔で、満ち足りた表情をしていました。
車の持ち主の奥様が「何か冷たい飲み物でも、買ってきます。」と、言われたのですが、
皆さん「結構です、今から仕事に戻ります。」と、それぞれが散っていきました。
（さわやかでした！！）
今から思えば、みんな初対面なのに、不思議と親近感があって、初めて会ったような気がせず、年齢差もあったはずなのに、友達の様に話ができました。
お互い名前もなのらず、どんな仕事をしているのかも判らず、だれ一人途中で帰ろうともせず、困っている人を助けようとする気持ちが、伝わってきました。
「まだまだ日本は、捨てた物じゃないな～。」と、思わせてくれた ・ ・ ・ 出来事でした。
