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泉州弁

2019年07月04日

ようこそ❗️
訪問マッサージKEiROW 熊取ステーションのブログへ❗️
あん摩・マッサージ・指圧師で、英語が苦手な勝元です。


先日、とある御利用者様との会話の中で、ある話題について盛り上がりました❗️

それは…『方言』です。

ステーションがある熊取町と、僕の生まれ育った町であり、近頃、一躍有名になった泉佐野の近辺は『泉州』と呼ばれています。
今回は『泉州弁』について書いていこうと思います。

とは言いましても、もう生粋の泉州弁を使っている人は少ないです。
泉州弁を使っている人は若くても、三十代後半の人の祖父母が使っていた、というレベルで、現在ではあまり使われていません。

なので御利用者様が泉州弁を使われていると、懐かしい気持ちになります。
無条件でお爺ちゃん、お婆ちゃんを思い出すのです。

幼少期、祖父母の家に遊びに行き、押入れに直してある布団に潜り込んだり、お爺ちゃんのおやつだった甘納豆を分けてもらったり、お婆ちゃんが作ってくれた、かやくご飯(炊き込みご飯)と粕汁(鰤のアラ)を食べたり…
懐かしい、良い思い出が蘇ります。

そして帰る時にお婆ちゃんが言うのです。

『また来ちょぅえ』

関西弁に直すと、
「また来てや」でしょうか。

お婆ちゃんの口調はとても優しく、朗らかで、耳心地が良いものでした。
御利用者様との会話で、お婆ちゃんの口調を思い出しました。

泉州弁とはどんなものか、例文を書いてみました。
内容は随分と前に勤めていた職場で聴いた会話をアレンジさせてもらったものです。

A『最近目の調子悪てね、よう鍼してもらうんや。ほんでよ、あそこの鍼屋さんあらしよ。そこのね、新しく入った鍼灸師の女の人が、ごっつい別嬪さんでよ〜』

B『ほんまけな?』

A『Oh! yeah! 今度鍼をしてもらわなアカン時、その人にしてもらお思てねー』

B『ほたら直接、目に鍼を刺してもらえや』

A『なんでやねん!よけい悪なるやないか!』

〜完〜

あからさまに違和感のある箇所がありましたね、そう、会話の中に突然入る陽気な英語、『Oh! yeah!』です。

しかし、泉州弁を使う人は、ほぼ100%使います。
これは嘘のようで、そこまで嘘ではないお話。

この泉州弁を平仮名に直すと、

『おぃえー』

発音は『お(↑)ぃ(↓)えー(→)』です。

意味は「そうそう」「そうやねん」など、物事を肯定する場合に使用します。
他にも『おぃよー』などもあることから、「はい」にあたる言葉が『おぃ』なのかもしれません。

つまり、意味すらOh! yeah!とほぼ同じなのです。

なんだこの一致は…本当に偶然なのか…恐ろしい…

と、冗談はさておき、先ほどの例文を正しく書くと、

A『おぃえー、今度鍼をしてもらわなアカン時、その人にしてもらお思てねー』

となります。

御利用者様が泉州の人同士で会話している時、近くにいた他県からこちらに移って来られた方は、
「こっちの人は年配の人でもみんな、英語使ってる…」
と思われたのだとか…

泉州弁を文字に起こすと、意外と可愛らしいことに気づきました。
他にも「○○○に行ったんしぇ?」とか、「○○○してもらわよー」とかあります。
語尾をよく伸ばすのですが、イントネーション次第ではまるで、ナウいヤングなギャルの言葉のようです。ハンパねー。

今回は、お爺ちゃんとお婆ちゃんの顔や言葉を思い浮かべながら書きました。懐かしかったです。
もうすぐお盆ですね。お墓参りに行って、綺麗にしてこようと思います。

では、またブログを見に来ちょぅえ〜

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